今では耳にすることも無く死語になった「アッシー君」。
それはバブル景気の時に元気だった女性の足になる、可愛そうな男性の呼び名でした。今回は、そのアッシー君について深堀りしていきます。
アッシー君の由来は
アッシー君の由アッシー君と言う呼び名の由来は、そのまま「足」になってくれる男性の事です。
足 あし あっし アッシー君みたいな感じですね。バブル景気の時はみんな元気でした。
男性も女性も連日連夜遊びに仕事にフル稼働です。職場からディスコやデート、デートからデート、デートから飲み会など、時に忙しく移動していた女性達に必要不可欠な足。
見栄えのする車に乗っていて下心満載の優しい男性は、見事に女性の移動の足として便利に使われる「アッシー君」になるのです。
アッシー君の意味
アッシー君の意味はそのままで、移動の「足」と言う意味です。
アッシー君はアッシー君で、それ以上でもそれ以下でもありません。
女性の依頼を受けて指定された場所に迎えに行き、指定された場所まで送り届けるのが「アッシー君」の意味であり役割りです。
たまに一緒に食事をしたり飲みに行ける事を夢見たり、女性から甘い言葉をかけられるだけで、喜んで女性の送迎をします。
足に使われる事に、本人は喜びさえ感じていたかもしれません。
アッシー君の特徴
当時アッシー君として活躍していた男性は、全般的に性格が優しくて見栄えのする「車」を持っている男性。
女性側もどうせ送迎してもらうなら、少しでもカッコイイ車の方を好みますよね。
バブル当時はスポーツカータイプの車種が人気があり、日産のシルビアやホンダのプレリュードなど女性にも受けが良かった時代です。
女性のお願いを断れない、優しくてカッコイイ車を持っている男性はアッシー君の代表です。
アッシー君の出世
余談ですが、そんなアッシー君にも出世の道がありました。
男性も望んでアッシー君になっていた訳ではありません。
アッシー君の最終目標は「彼氏」になる事です。
もちろん中には自分が彼氏だと勘違いしてアッシー君になっていた男性もいましたが。
アッシー君が出世しても彼氏にはなりません。
アッシー君の次は「メッシー君」の存在がありました。
メッシー君の詳細はまた別の機会にお話しします。
アッシー君が死語になる
バブル景気の崩壊と共に「アッシー君」もだんだんと廃れていき、今では知っているのはジュリアナ世代位でしょうか?
今の若い世代はアッシー君と言う言葉すら知らないでしょう。バブル景気に後押しをされたように作られた言葉「アッシー君」。
今では死語になってしまいました。
現在はバブルの時期より遊びに仕事に、元気に走り回る時代では無くなっています。
外でお酒を飲むより家での宅呑みが増え、外食よりデリバリーで自宅でのんびり。
映画館で映画を見るよりスマホで動画。
便利なような淋しいような時代です。
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