エアコンモードアクチュエーターの故障

エアコンの風がスイッチを回しても切り替わらず、いつも足元や胸元しか出てこなくて困っていませんか？

風の出口の切り替えモードスイッチを操作しても、風の出口が切り替わってくれない時は「エアコンのモードアクチュエーター」という部品の故障が考えられます。

今回はエアコンモードアクチュエーターについてのお話です。

エアコンの風が出てこないと感じたり、エアコンの冷えが悪いと感じた時は参考にしてみてください。

エアコンモードアクチュエーターとは

この「エアコンモードアクチュエーター」とは、エアコンから出る風の出口を切り替える為の部品です。

エアコンの操作パネルには風の出口を切り替える「モードスイッチ」があり、そのスイッチを操作することで、風を「足元」「胸元」「足元と胸元」などから選んだモードから出すために動くのです。

多くの場合はヒーターユニットの周辺に取り付けられている部品で、エアコンを使い車内で快適に過ごす為には重要な部品です。

※エアコンモードアクチュエーターが故障した時の症状

エアコンモードアクチュエーターが故障した時に出る症状は、風の出口の切り替えが出来なくなる事です。

しかし、故障前に使用していたモードで固定されてしまうために、最終モードが「足元」であった場合は「エアコンの風が出ない」と勘違いしてしまう事があります。

通常、暖かい風は下から出し冷たい風は上から出すものですが、エアコンモードアクチュエーターが壊れていると冷たい風も足元からしか出ておらず「エアコンの風が出ない」と感じてしまうのです。

この部品の大きさは比較的小さく、部品の価格も安価の為に壊れた場合は交換して修理をします。部品の分解して修理をする事は少なく部品を新しいものに交換します。

この作業は「エアコンモードアクチュエーター」の取り付けられている場所や構造によって作業内容や時間は変わってきます。

比較的簡単に作業が出来るのは軽乗用車タイプで、運転席や助手席の足元から作業が出来ます。しかし普通乗用車などはこのエアコンモードアクチュエーターまでたどり着くまでに、多くのパネルなどを外す作業が必要になる場合もあり、事前に修理見積を取っておくとよいでしょう。

エアコンモードアクチュエーターの部品価格や交換工賃は車種によって大きく変わります。

まず、部品価格ですが軽自動車などの比較的安価な場合は平均的に￥5,000前後で済むのですが、高額な乗用車の場合は数万円してしまう事もあります。

交換工賃も安ければ平均￥7,000程度から、工数の多い車種の場合は数万円する事もあります。

修理をする前に見積もりを取っておくと安心です。

実際に自分で軽自動車のエアコンモードアクチュエーターを交換をしたことがあるのですが、部品が取り付けられている場所が狭いため薄型のラチェットドライバーが必要でした。

交換作業自体は簡単で、カプラーをひとつ外してネジを数本外すだけでセルフ作業は完了しました。

ただ、薄型のラチェットドライバーなどを持っている方も少ないでしょうし、エアコンモードアクチュエーターの場所の特定も分かりづらいので、多少車の知識は必要になるでしょう。

しかし、工賃がかからなく部品代だけで車が快適になおるので、セルフで修理するに値する作業だと思います。

エアコンモードアクチュエーターはエアコンの風の出口を変える為に必要な部品です。

この部品が壊れてしまうとエアコンの風の出口が壊れる前のモードで固定されてしまい、エアコンの風が出ないと感じてしまったりして不便になります。

軽自動車や小型の普通車であれば、セルフで部品交換もできる作業なので修理代を安くしたい方にはおススメです。しかし車種によってはインパネなどの部品をバラす必要があるので、少しでも迷ったら修理工場に依頼する方が良いです。

その時は事前に見積もりを取っておけば安心です。